残念ながら、競売は売主にとってデメリットばかりなので、住宅ローンの返済に困っている場合には早めに任意売却を専門家に相談すべきです。
この記事ではあえて競売のデメリットについてまとめましたので、参考にしてください。
競売とは
競売(きょうばい)とは、住宅ローンや他の借入の返済ができなくなった時に、債権者(貸し手)が債務者(借り手)の持つ不動産を強制的に売却し、ローンの返済に充てようとするものです。
不動産競売のデメリット
1)市場価格の約3~5割という低い価格で売却される
任意売却なら、通常の不動産売却と同様に一般の市場で売却活動を行えます。
しかし競売の場合、一般的な購入希望者というよりも業者が落札していきます。
内見(内覧)ができるわけでもないので、その落札価格は相場の3~5割程度とかなり低くなってしまいます。
2)近所に知られてしまうので精神的なダメージが大きい
任意売却なら、通常の不動産売却と同じような見せ方で売却することが可能です。
しかし競売が決まると、裁判所やインターネットなどに物件情報などが掲載されます。
また、入札予定の業者などが近隣で聞き込み調査を行うこともあります。
そうすると近所の人々に住宅ローンの支払いが滞っていると推測される恐れが高まり、居心地の悪い気分になります。
3)引越しのタイミングを選べないし、費用は本人負担
任意売却の場合、引越し時期を交渉したり、引越し費用を確保することが可能です。
しかし競売の場合、新たな所有者が決まれば強制退去となり、転居先が見つかっていなくても追い出されます。
また引越し費用は本人負担となります。
不動産競売のメリット
競売には、残念ながらメリットはありません。
不動産競売にかけられる前に、任意売却を選択しよう
以上より、住宅ローンの支払いが3ヶ月以上滞っているのなら、今すぐ任意売却の専門家に相談して、一緒に対応策を考えてもらうべきです。
競売開始決定通知が届いている方でも、まだ間に合う可能性があります。