松戸の自宅を売却した体験談
35歳・男性・家を売却してUターン
大学進学を機に上京した私は、卒業後もそのまま東京で就職が決まりました。
社会人になって3年目には結婚し、その後数年は貯金に励みました。
子供ができたのをきっかけに、互いの両親からの援助もあって少ないローンで小さな一戸建てを購入することができました。
職場に近い都心の賃貸マンションに住み続けるには家賃がかさんで勿体無い気がしたのと、仕事柄転勤もなく今後東京から動くことはないと判断したからです。
そんな中、帰省した折に両親から思いがけない話を持ち出されました。
実家は小さな喫茶店を営んでいるのですが、いずれは妹が引き継ぎたいと希望していました。
私が東京でマイホーム購入を決めたのも、そのあたりの事情があったからです。
妹は社会勉強のため企業に一旦は就職したもののいずれ戻ってくるつもりでいたようですが、今回仕事場での出会いからようやく縁付いた相手が海外転勤で外国暮らしが長くなるとのこと。
残念ながら将来的に実家の店を継ぐ話はなくなったというのです。
両親も年老いてきて仕事が大変になってきているようで、妹が継がないなら近いうちに店をたたむつもりだと漏らしました。
急な話で最初は驚きましたが、落ち着いて考えるうちに自分の中で田舎に帰りたい気持が大きくなってきました。
妻にも相談してみると意外にも賛同してくれ、東京の自宅を売って家族で実家の喫茶店を切り盛りしてみようという話になったんです。
もともと両親の援助と共働きで頑張ったこともあり住宅ローンはそれほど残ってはいませんでしたが、仕事を辞めるということは本当に勇気がいることでした。
妻が後押ししてくれなければ決心がつかなかったでしょう。
でも田舎の両親が喜んだのは言うまでもありません。
いざ家を売るとなると初めてのことで不安でしたが、妻が不動産査定のHOME4U(ホームフォーユー)というのを見つけたのが幸いでした。
用意された必要事項に答えて査定依頼を出すと、いっぺんに何社もの不動産屋から査定結果が得られるというスグレモノです。
我が家は都心で駅近だったことも幸いし、思ったよりも高値で売却することができました。
これも複数社の査定額をじっくり比較検討できたからだと思います。
慣れ親しんだ店の主に自分がなるとは夢にも思わず大変なことも多いですが、何もかも新鮮でやりがいを感じている毎日です。