あなたが家を売却したい理由はどれですか?
家を売却したい理由により、最適な売却方法が変わってきます。
住み替え・買い替えをしたい場合
住み替え・買い替えを希望している場合、不動産屋に仲介を依頼する売却方法が一般的です。
そして余分な出費が抑えるコツは、売却と購入の「タイミング」を合わせることです。
~理想的な住み替え・買い替えの手順~
▼売却 | |
---|---|
①複数の不動産屋に査定を依頼 | ▼購入 |
②不動産屋から査定額の提示 | ①住宅購入の申込み |
③不動産屋と契約 | ②売買契約の締結・手付金授受 |
④内見・内覧の対応 | ③住宅ローンの申込み |
⑤売買契約の締結・手付金授受 | ④中間金の支払い |
⑥売買代金と諸費用清算 | ⑤建物の施工 |
⑦買主へ引き渡し | ⑥住宅ローン実行 |
引っ越し! (理想はこのゴールのタイミングが同じ) |
タイミングがズレればズレるほど、余分な手間や費用がかかってきてしまいます。
住み替えの場合、売却を優先するのが一般的
現在、家の残債が残っておらず、新たな家の購入にかかる頭金などの費用に余裕がある場合は、家の「購入」を優先してしまっても問題ありません。
また次の家として注文住宅を検討している場合は、新居が完成するまでに時間がかかるので、余裕をもって購入の準備を始める必要があります。
しかし多くの場合、今の家を売却し、その売却額を次の家の頭金にしようと検討されていることが一般的です。
この場合、購入先行だと少々不安があります。
- 売却物件の維持をしなくてはならない
- 売却価格も未確定なので、既存ローンと、新規ローンの2重返済になってしまう恐れがある
- 売れない期間が長引くと、資金計画やその他の事象に影響が生じかねない
そのため「売却」を優先して動いていきましょう。
ただし売却を先に進めていたとしても、次の家が決まる前に引き渡しとなると「仮住まい」を探さなければならなくなります。
そうすると無駄な手間や家賃が発生してしまいますので、売却と購入の「タイミング」が重要なのです。
なお買主が見つかった時にまだ新しい家が見つかっていない場合は、引き渡し時期を相談することも可能です。
買主側にも「この時期までに引き渡して欲しい」というある程度の希望はあるので、それを聞いた上で交渉したり、新しい家の購入を進めていけば大丈夫です。
そうすると最終ゴールが同じ時期となるので、かなり理想に近い形で売却ができます。
住み替え・買い替えは、「あなたの家がいくらで売れるのか」不動産屋に査定額を出してもらうことから始まります。
1社の査定だけでは、その査定額が妥当か分からないので、損しないためにも必ず複数社から見積もりをとり、比較することが大切です。
不動産一括査定サイト(無料)を利用すれば、一度にまとめて複数の不動産屋から査定額を取り寄せられるのでおすすめです。
WEB入力欄には売却理由の項目があり、「住み替え」にチェックをつけるだけで、住み替えが得意な不動産屋「複数社」に一度にまとめて査定を依頼することができます。
買い替え・住み替えの場合、不動産屋としても報酬が2倍になる「両手取引」の可能性が高まるので、自然と売却活動にも力を入れてくれます。
売りたいだけの場合(相続・転勤・失業・離婚など)
住み替えとは違い「売却したいだけ」というケース。
- 実家を相続したけれど、自分の持ち家は既にある。
- 離婚したので、家を売って資産整理したい。
- 転勤が決まったので、急いで今の家を売却したい。
などなど。
そんな場合
- 価格重視なら不動産屋に「仲介」を依頼する
- スピード重視なら不動産屋に「買取」を依頼する
がおすすめです。
特に転勤や離婚など「早く」売りたい特別な理由がある場合には、買取が向いています。
そして売却成功のカギは、あなたの希望を叶えてくれる不動産屋を見つけられるかどうかにかかっています。
「不動産売却は不動産屋選びが9割」といわれています。
仲介の場合には、より高く売ってくれるノウハウを持つ不動産屋を。
買取の場合には、より高く買い取ってくれる不動産屋を。
どちらの場合にしても、まずは「あなたの家がいくらで売れるのか」査定してもらうところから始まります。
1社だけではその査定額が適切かどうか分からないので、損しないためにも複数の不動産屋に査定してもらい比較することが必須となります。
でも不動産屋1社1社に問い合わせて家の情報を伝えるのは面倒です。
そこで便利なのが不動産一括査定サイトです。
- 無料で利用できる
- 一度にまとめて複数の不動産屋に査定を依頼できる
- あなたの売却希望に合った不動産屋を選びやすい
のでおすすめです。
住宅ローンを滞納している場合
住宅ローンの返済に困っている、あるいは既に滞納している場合は、早め早めに任意売却を検討すべきです。
住宅ローンの滞納から平均6ヶ月~8ヶ月で、競売が決定してしまいます。
競売になると強制的に家が売却されてしまいますし、相場の3割~5割というかなり安い金額で落札されてしまうため、ローンの残債が大きく残ります。
また家を追い出される形となるので、引越すタイミングも自分たちでは決められませんし、引越し費用も本人負担となってしまいます。
競売になるとデメリットは多々あれど、メリットは1つもありません。
一方、任意売却であれば信用情報に履歴は残りますが、
- 通常の中古物件売却と同じように一般市場で売却活動を行えるので、競売よりも高く売れる可能性がある
- 任意売却を行うには債務者の合意が必要となりますが、競売よりも残債務の回収金額を多く見込めるため、残債務の交渉がしやすい
- 引越しのタイミングを相談できる
- 引越し費用を確保できる場合が多い
- 通常の不動産売却と同じような見せ方ができるので、近所に知られても精神的な負担が軽くで済む
以上より、住宅ローンの返済に困っている場合は今すぐ専門家に任意売却を相談して、一緒に解決策を考えてもらうことを推奨します。
無料で相談にのってもらえますし、競売開始決定通知が届いている場合でも間に合う可能性があります。